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代表 千葉寿夫
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Dナレッジとは?

Dナレッジの【D】は、「D」isability and 「D」evelopment(障害と開発)のDを意味します。「障害分野で蓄積された知識を広めだれにでも住み良い社会を創りたい」という思いからこの名前をつけました。

障害者が生み出した知識の代表的なものは「障害の社会モデル」にあると思います。社会モデルを簡単に言えば、「体に不自由があるから障害者なのではなく、体が不自由な人を社会が差別・隔離するから障害者とされてしまうのだ」という考えです。つまり「障害は社会が作り出している」というスタンスに立つものです。

言われてみれば、我々(健常者と呼ばれる人)は、障害があるだけで「かわいそうだ」「不幸だ」と(勝手に)思ってしまいがちです。でも障害者(と呼ばれている人)は、本当に「かわいそうな」で「不幸」な人たちなのでしょうか。もしそうだとすれば、それは「障害を理由に教育や就労の機会を与えようとしない社会」にあるのではないか。だとすれば、社会を障害者に解放する事によって、より多くの障害者が社会参加できるようになるはずです。現在、障害者に解放されていない社会を解放する事がDナレッジの務めであると思っています。

駅のバリアフリー化などは、障害者の要望を受入れ、みんなが住みやすくなった一つの事例だと思います。障害者が長年要求し、否定され続けてきたエレベーターの設置も、今では当たり前のように実施され、老若男女問わず様々な人に利用されています。最近では、電子書籍にも障害者の知識が活用され始め、すべての人に読みやすい電子書籍も開発されています。またコンピュータを始めとする電子機器も障害者に使いやすいように設計されるようになりました。21世紀は、すべての人が情報や知識にアクセスできる社会になって欲しいと思っています。

Dナレッジのサービス

Dナレッジは、ADIC以外にも、国際協力事業や社会開発事業の企画や事前調査、プロポサル作成補助なども実施しています。主に障害に関する助成金の申請や企画書の作成などはサポートできると思いますので、興味のある方は info@adinfo.jp までメールお願いします。