カンボジア
概要
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カンボジア 概要


面積18.1万平方キロメートル(日本の約2分の1弱)
人口14.7百万人 (2013年政府統計)
首都プノンペン
民族カンボジア人(クメール人)が90%とされている
言語カンボジア語
宗教仏教(一部少数民族はイスラム教)
略史9〜13世紀:現在のアンコール遺跡地方を拠点にインドシナ半島の大部分を支配。
1884年:フランス保護領カンボジア王国。
1953年:カンボジア王国としてフランスから独立
1970年:ロン・ノルら半中親米派、クーデターによりシハヌーク政権打倒。クメール共和国樹立。
1975年:民主カンボジア(ポル・ポト)政権を樹立。
1979年:プノンペン(ヘン・サムリン)政権擁立。以降、内戦。
1992年:国連カンボジア暫定統治機構
1993年:UNTAC監視下で制憲議会選挙。新憲法で王制復活。
政治体制
政体立憲君主制
議会二院制
  • 上院(全61議席、任期6年)
  • 国民議会(下院)(全123議席、任期5年)
経済
主要産業農業(GDPの33.6%e)、縫製業(GDPの9.9%e)、建設業(GDPの6.5%e)、観光業(GDPの4.6%e)
(2012年速報値、カンボジア経済財政省(MEF Macroeconomic Framework)
一人当たりのGDP933ドル(2012年推定値、IMF資料)
経済成長率
失業率不明
通貨リエル(1米ドル=約4,066リエル、2011年末時点、カンボジア中央銀行資料)
教育・学校情報
学校制度6・3・3・4制
義務教育機関6歳から14歳(小学校6年間、中学校3年間)
学校年度毎年10月〜翌年7月(8月〜9月は夏休み)
学期制【2学期制】
1学期:10月から4月上旬
2学期:4月下旬から7月
特色
  • 1970年代後半の独裁政権により、カンボジアの教育システムは崩壊し、教員や教科書が極端に不足するなどの危機的事態に陥った。独裁政権崩壊後は、各国の支援を受けながら、教育システムの復興が現在も続けられている。
  • 教室や教師の絶対数が不足しており、午前/午後の二部制授業の実施を強いられている。また、不十分な学習時間を補うため、放課後に民間の学習塾に通ったり、同じ学校の先生が有料で学習指導をしているケースも見られる。
  • 学習内容は、国語・書き方・作文・算数・歴史・理科等が中心であり、美術・音楽・体育と言った科目はほとんど行われていない。中学校から外国語教育が行われており、英語か仏語を選択する。
義務教育9年間の義務教育を受けることが憲法に規定されているが、小学校の就学率が約69%、中学校に至っては約17%と極端に低くなっているのが現状。
特に地方農村部では子供が貴重な労働力となっているため、義務教育課程においても、出席日数が足りずに留年する児童も多くなっている。
義務教育の学校段階種類および就学状況小学校(初等教育):6歳~11歳(第1~第6学年)、就学率約69%
中学校(前期中等教育):12歳~14歳(第7~第9学年)、就学率約17%
義務教育段階の学費義務教育は原則無料であるが、制服や学用品等の必要経費は保護者が負担する。
義務教育以降の学校段階・種類高校(後期中等教育):15歳~17歳(第10~第12学年)
技術高校、職業訓練校:15歳~17歳または15歳~21歳
大学(高等教育):18歳~21歳(大学1年~4年)、学部によっては~24歳(~大学7年)
進学状況カンボジア全土に約350の高校があり、就学生徒数は学齢期人口の約10%に過ぎない。
大学(高等教育)への就学率に関する統計値はないが、一般には0.7~1.0%程度と推測されている。

[情報元:外務省のウェブサイトより抜粋]
「各国・地域情報」カンボジア
「諸外国・地域の学校情報」カンボジア