タイ
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参考資料
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自立生活センター

タイで最初の自立生活センターが設立されたのは、2005年である。国際協力機構(JICA)は、2002年から2005年に開発支援プロジェクトとしてタイで自立生活研修を実施している。その結果として、チョンブリ、ノンタブリ、ナコンパトムに自立生活センターが一つずつ設立された。

自立生活研修では、まず1年目に「自立生活プログラムを中心に障害に対する既成概念からの脱却と自己主張できる障害者の育成について」、2年目は「ピアカウンセリングの実施について」、3年目は「自立生活センターの運営について」研修を実施した。講習会は毎年5日間程度行なわれ、本プロジェクトで中心的な役割を担ったのが八王子にあるヒューマンケア協会の重度障害者である。日本の重度障害者が自立生活運動の専門家としてJICAから派遣され、タイの障害者に対し講義や研修を実施した。障害者自ら専門家として活躍する姿はタイの参加者、特に障害者に強い衝撃を与えている。2009年には、タイの自立生活センターは7カ所に増えている。