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障害者の教育
2007年のNSO統計調査によれば、5歳以上の障害者の人口は1,865,298人で、そのうちまったく教育を受けていない人は、453,130人(24.3%)であり、男女別に見ると男性15万8千人に対し女性29万4千人と、教育を受けていない障害を持つ女性が得に多いことが分かる。また非障害者でまったく教育を受けていない人の割合4.9%と比べると、障害者の方が5倍近く高くなっている。教育を受けている障害者でも、67.6%の人は初等教育かそれ以下の教育しか受けておらず、障害者の教育レベルが非常に低いことが分かる。高等教育機関(高校卒業以上)を卒業した人はわずか1.6%である。
表1:5歳以上の障害者の教育レベル(単位:人、%)
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人口 |
障害者 |
合計 | 男性 | 女性 |
未就学 | 2,977,292 | 453,130 (24.3%) | 158,339 (18.4%) | 294,790 (29.3%) |
教育レベル(卒業) | 57,654,115 | 1,411,680 (75.7%) | 701,949 (81.6%) | 709,731 (70.6%) |
就学前教育 | 23,681,266 | 1,109,818 (59.5%) | 499,957 (58.1%) | 609,861 (60.7%) |
小学校 | 12,912,712 | 151,470 (8.1%) | 99,369 (11.5%) | 52,101 (5.2%) |
中学校 | 8,681,634 | 70,793 (3.8%) | 50,535 (5.9%) | 20,259 (2.0%) |
高校 | 6,492,879 | 47,803 (2.6%) | 33,208 (3.9%) | 14,595 (1.5%) |
専門学校 | 1,614,872 | 11,681 (0.6%) | 7,566 (0.9%) | 4,114 (0.4%) |
大学 | 4,124,184 | 18,104 (1.0%) | 10,288 (1.2%) | 7,817 (0.8%) |
その他 | 24,281 | 131 (0.0%) | 110 (0.0%) | 21 (0.0%) |
レベル不明 | 122,287 | 1,879 (0.1%) | 915 (0.1%) | 964 (0.1%) |
不明 | 54,524 | 488 (0.0%) | 147 (0.0%) | 341 (0.0%) |
合計 | 60,685,931 | 1,865,298 (100%) | 860,435 (100%) | 1,004,863 (100%) |
出典:Survey on the number of PWDs in Thailand, National Statistical Office, Thailand, 2007より千葉が作成
一方で、エンパワメント局の2011年の資料 によると、政府に登録している障害者でまったく教育を受けていないか就学前学習しか受けていない人の割合は20.57%しかおらず、これはNSOの調査で未就学か就学前教育を受けた人の割合83.8%と比べると極端に少ない。一方で、高等教育機関に進学している障害者の割合は0.77%となっており、NSOの調査1.6%と比べても大差はなく、統計上、高等教育機関を卒業している障害者は1%程度しかいない。
表2:登録障害者の教育レベル(単位%)
教育レベル | 男性 | 女性 | 合計 |
未就学・就学前教育 | 9.80 | 10.77 | 20.57 |
義務教育 | 26.80 | 18.72 | 45.52 |
学位・学士・大学院 | 0.50 | 0.27 | 0.77 |
不明 | 18.11 | 15.03 | 33.14 |
合計 | 55.22 | 44.78 | 100 |
出典:エンパワメント局のプレゼンテーション資料より千葉が作成
タイ政府は、義務教育を差別無く無料で受ける権利や数に制限はあるが職業訓練と高等教育を無料で提供するなどの権利を障害者に認めている。また分野にもよるが実費に対する補助金を認めている 。
タイ障害者教育の現状と歴史
障害者教育法はインターネットで参照できないと思われる。
国家教育法は、タイ語のみ利用可能である。
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