マレーシア
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障害者の統計

久野(2010)の報告によれば、マレーシアには障害者に関する正確な統計はなく、1958年の福祉局の調査を基にした人口の1%という推定と、福祉局に登録されている障害者、2009年12月時点で277,509人(人口の約1%)(内訳:視覚障害者25,575人、聴覚障害者37,201人、肢体障害者92,494人、知的障害者107,164人、脳性麻痺3,864人、その他11,211人)となっている。その他に、久野がもっとも信頼性が高いとしているのが1996年に保健省が実施したサンプル調査で、約6万人を対象に世界保健機関(WHO)の旧障害分類に沿って実施されている。その結果によれば、人口の6.9%がなんらかの機能障害(Impairment)を持っており、1.5%が能力障害(Disability)を持っている。

表1:福祉局に登録されている障害者の人数と割合
障害種別人数割合
全体277,509100%
視覚25,5759.2%
聴覚37,20113.4%
肢体92,49433.3%
知的107,16438.6%
脳性麻痺3,8641.4%
その他11,2114%
出典:久野の資料を元に千葉が作成

国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)のDisability at a Glance 2012によれば、マレーシアの障害者人口は359,203人、人口の1.3%となっている。障害者の年齢分布は、0-6歳(8.2%)、7-12歳(16.1%)、13-18歳(9.7%)、19-21歳(5.9%)、22-35歳(19.9%)、36-45歳(14.3%)、46-59歳(17.7%)、60歳以上(8.3%)。また障害種別を見ると、肢体(34.3%)、視覚(8.9%)、聴覚(12.2%)、言語(0.2%)、学習(37.5%)、精神(2.5%)、重複(4.4%)である。(なお、ESCAPは情報源を福祉局のデータベースとしているが、千葉はオンライン上で本データベースを発見することはできなかった。2013年5月16日)

表2:障害者の年齢分布
年齢割合
0-6歳8.2%
7-12歳16.1%
13-18歳9.7%
19-21歳5.9%
22-35歳19.9%
36-45歳14.3%
46-59歳17.7%
60歳以上8.3%
出典:ESCAP資料を元に千葉が作成
表3:障害者種別と割合
障害種別割合
肢体 34.3%
視覚8.9%
聴覚12.2%
言語0.2%
学習37.5%
精神2.5%
重複4.4%
出典:ESCAP資料を元に千葉が作成